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ツアーポイント


 
2017年11月11日(土)~13日(月) 羽田発着 2泊3日
※東京以外の発着を希望される方はご相談下さい。グループで違う日程を希望される場合はお問合せ下さい。

※写真をクリックすると拡大表示します。


久留米絣を訪ねて
・「久留米絣資料館」見学(地場産くるめ)
・久留米絣手織りの工房と機械織りの織元を訪問
・久留米絣広川町協同組合にて絣のくくり見学
・藍染体験
八女福島の白壁の町並みを歩く

 

◇日本三大絣(かすり)の一つである久留米絣を訪ねます

藍華 田中絣工房(筑後市)にて 久留米絣は福岡県筑後地方を中心として発展しました。現在は筑後地方の久留米市、筑後市、八女市、八女郡広川町の4市町村に21軒の織元があります。その半分以上が広川町にあります。
 今ツアーは手織りの工房3軒、機械織りの工房1軒を訪ねます。
 絣(かすり)は、糸の段階で糸をくくり染めます。くくった部分に染織液が入らないため白く残り織り上げた際に柄になります。経(たて)糸のみをくくる経絣、緯(よこ)糸のみをくくる緯絣、両方くくる経緯(たてよこ)絣がありますが、久留米絣は経緯絣です。また伝統的なものは木綿に藍染めです。

 絣の技法はインドが発祥と言われ、1400年頃沖縄に伝わり琉球絣が発達、九州から本土へ伝わったとされています。 久留米絣はこの流れとは異なり、1800年初め、井上伝という農家の若い女性によって考案されました。白糸で綿の糸をくくり藍でそめたのが始まりとのこと。明治まで生きた井上伝の弟子は1000人にも及び、その内400人程度が各地に散らばり染色業を始めました。当初は無作為に斑点が散らばる抽象的なものでしたが、50年後には具象的絵柄が表されるようになりました。「加寿利(かすり)」と名づけられ、霰織とも霜降りとも呼ばれて評判が立ち、やがて全国に知れわたりました。現在も久留米絣は日本三大絣の1つになっています。シャットル織機を使用している機械織

 現在の久留米絣は、手織りと機械織り、藍染めと化学染料染めなどがあります。
 今回は、伝統的な藍染めと手織りを行う織元3軒と機械織りの工房1軒、資料館、協同組合などを見学します。機械織りも昔ながらのシャットル織機を使用しており木綿の風合いを生かして織り上げるスタイルです。

◇白壁の町並みを歩く

立派なお屋敷が残っています 宿泊する八女市の旧市街、八女福島は土蔵造りの町家が多く、商家的な色彩と職人の工房的な色彩を併せ持った、江戸、大正、昭和初期の伝統様式の建物が150軒ほど残っているエリアです。  2002年、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定れました。せっかくですので半日ほど時間を取り町並みを歩く時間を取りました。町歩きガイドをお願いしています。

 

 

久留米絣を訪ねて

地場産くるめ「久留米絣資料館」見学

 古くからある絵絣地場産くるめは(財)久留米地域地場産業振興センターが運営する、資料館、地場産品の販売フロア、レストランなどがある施設です。
 資料館で久留米絣の作業工程などのビデオ上映、展示されている戦前に織られた貴重な織物などのガイドをお願いしています。
 初日の昼食もここで郷土料理だご汁と明太子の料理をいただきます。

久留米絣手織りの工房と機械織りの織元を訪問

藍華 田中絣工房(筑後市)染める前のくくられた糸。藍染絣工房山村健(広川町)にて。 筑後地方には21軒の久留米絣の織元があります。手織りの織元の工房3カ所と機械織りの工房1カ所を見学します。見学に加えお話しや作品の見学もお願いしています。購入も可能です。
 訪問する工房名については、日程表をご覧下さい。

久留米絣広川町協同組合にて絣のくくり見学

 織元が一番多く残っている広川町では絣糸をくくる作業の多くを協同組合で一括して行っています。ここで機械によるくくり作業を見学します。

藍染体験

藍華 田中絣工房、田中念大氏の藍染を見せてもらう。 筑後市の藍華 田中絣工房では見学に加え、藍染の体験をします。ハンカチの藍染体験を予定(費用はツアー代金に含まれています)。  
 追加料金はかかりますがTシャツへの変更や追加(ハンカチ+Tシャツ)、持ち込んだ布への藍染も可能です。事前にお知らせ下さい。 (写真:藍華 田中絣工房の染め場と藍瓶)

 
八女福島の白壁の町並みを歩く

八女福島の白壁の町並み八女福島の白壁の町並み家の中を見せてもらう蒲鉾製造所(町歩きにて)

 1587年秀吉の時代、八女地方の中心地・福島に福島城が築城されました。その後、城を囲む城下町が整備されました。徳川幕府の一国一城令により城は無くなりましたが商工業の中心地として栄えました。
有名な八女茶や和紙、仏壇、提灯などの工芸品でも有名です。この町並みは商家に加え工芸品の作業場兼店舗が多いのも特徴。今でも仏壇や提灯などの店舗があり、作るところも見ることができます。
 あまり観光地化していないのが良い点です。町歩きガイドをお願いしています。朝から昼食後まで寄り道をしながら歩きます。
   

参考:井上  伝(久留米絣|広川町公式ホームページより)

 たったひとりの女性の手先から始まった
 ある日、伝は衣服が何度か水をくぐって色あせたところに、白い斑点(はんてん)がついているのに気づきました。粗けずりな美しさを持ったその斑点(はんてん)に見せられた伝は、持ち前の探求心が沸き立つのを押さえることができません。急いでその衣服を解きはなし、糸の白黒にならって白糸でくくりました。そして、これを藍汁に染めて乾かし、そのくくり糸をといてみたのです。-するとどうでしょう。これを機(はた)にのせてみると、白い斑点が数百点布面に現れ、不思議な魅力を持った新しい織物が仕上がったのです。この織物は所々かすれたように見えることから「加寿利(かすり)」と名付けられました。これが久留米絣のはじまりです。ときに西暦1800年頃、井上伝が若干12,3歳の頃です。重要無形文化財としての芸術性。多彩な表情。そして、いつも人々のとなりにある身近なあたたかさ。人々にとって井上伝という名は久留米絣のパイオニアとして、いつも思い起こされます。

日程表


※現地事情によりスケジュールが変更となる場合があります。

 Day 滞在地 スケジュール

1

羽田
福岡
久留米市
広川町
八女市

午前

羽田空港発(8:55発予定)空路福岡へ
 福岡空港着(10:50着予定)
 専用車にて久留米へ
 地場産くるめにて 
昼食:郷土料理めんたい・だご汁膳
午後 久留米絣資料館見学、買い物など(地場産くるめ内)
 広川町へ
久留米絣手織りの工房見学①「森山絣工房(広川町)」
 見学終了後、八女市のホテルへ
夕食:八女旧市街にてもつ鍋(大正十年築の伝統家屋のレストラン)
<八女グリーンホテル(八女旧市街)泊> 朝×  昼○ 夕〇
2 広川町
八女市
筑後市
午前 朝食:ホテルにて
 隣接する広川町へ
広川町太原(たいばる)のイチョウ見学
 ※イチョウは町の木として制定されています 。綺麗に色づく季節です。
久留米絣手織りの工房見学②「藍染絣工房山村健(広川町)」
 八女に戻り
昼食:八女旧市街にて

午後

八女伝統工芸館・観光物産館の見学と買い物
 隣接する筑後市へ
久留米絣手織りの工房見学③「藍華 田中絣工房(筑後市)」見学と藍染体験(ハンカチ)
※御希望があれば持ち込みでの藍染も可能です(追加費用要)
夕食:八女旧市街にて日本料理
<八女グリーンホテル(八女旧市街)泊> 朝〇  昼○ 夕〇
3 八女市
広川町
福岡
羽田
午前 ※月曜日はホテルの朝食が休みのため、購入できるところにご案内しますが各自で前日に用意することになります(朝食を食べられるお店がありません)。
八女福島の白壁の町並みを歩きます(ガイドツアー)
昼食:町歩きの途中にて
午後 筑後地方のものづくりアンテナショップ「うなぎの寝床」にて自由時間
機械織りの織元見学「下川織物(八女市)」
久留米絣広川町協同組合にて絣のくくり見学
 終了後福岡空港へ
福岡空港発(18:00発予定)
 空路羽田へ
 羽田空港着解散(19:30着予定)  朝×  昼〇 夕×

表示時間の目安:早朝=4:00~6:00 / 朝=6:.00~8:00 / 午前=8:00~12:00 / 昼=12:00~13:00 / 午後=13:00~16:00 / 夕刻=16:00~18:00 / 夜=18:00~23:00 / 深夜=23:00~4:00 

  

●宿泊予定ホテル(写真はイメージです)

八女グリーンホテル(2連泊)

 八女市の白壁の町並みが残る国選定重要伝統的建造物群保存地区である八女福島の中心に位置する立地の良いホテルです。
 ユニットバス 、ウォシュレット、Wi-Fi、冷蔵庫、ドライヤー等完備。  シングルルームが中心のホテルですので、 基本的にシングルルームになります。若干、ツインルームもありますが金額は変わりません。ツインを希望される方はご相談下さい。


ツアーインフォメーション


 

食事 朝1回・昼3回・夕2回
最少催行人数 6名
募集定員 15名
利用予定航空会社 日本航空
添乗員 羽田より同行します
利用予定ホテル 八女市:八女グリーンホテル
旅行条件書 旅行条件については下記をご覧下さい。
国内募集型企画旅行条件書
備考 参加中の万一のアクシデントに備え、国内旅行傷害保険のご加入をおすすめします。

ツアーチラシPDF
 クリックするとチラシのPDFを開くことができます。 拡大表示、印刷、保存をすることができます



旅行代金


 

出発地 金額(2名1室)
 2017/11/11(土)羽田発着   98,000円(諸費用込み) 

【 1人部屋追加代金】(2泊) 無し

※基本はシングルルームになります。ツインルームを御希望の方はお問合せ下さい。金額は変わりません。
※東京以外の発着を希望される方はお問い合わせ下さい。

 

解約期日及び取消料(お一人様)
1)旅行開始日の前日より起算して遡って、20日目(日帰り旅行にあっては10日目)にあたる日以降8日目にあたる日まで 旅行代金の 20%
2)旅行開始日の前日より起算して遡って、7日目にあたる日以降2日目にあたる日まで 旅行代金の 30%
3)旅行開始日の前日 旅行代金の 40%
4)旅行開始当日 旅行代金の50%

5)無連絡不参加及び旅行開始後

旅行代金の100%

 

お問い合わせ・お申込み
【電話】  03-6809-5672
【受付時間】 平日10:00~18:00/土・日・祝 休業
FAX 03-6264-8737      
【ネット申し込み】  お申込・お問合せフォーム

企画者から


 

広川町太原(たいばる)のイチョウ

 織を訪ねるシリーズ・国内の第2弾です。
 土日を含めた2泊3日と参加しやすい日程にしました。
 八女福島は古い町並みが残っていますが、いかにも観光地、といった観光化がされていないのが良い点です。
 訪問した際、お願いした町歩きガイドがとても良かったこともあり半日散策に時間を取りました。
 狭いエリアですがゆっくりと町を案内してもらいます。途中で八女茶のお茶屋さんで休憩したり、昔ながらの蒲鉾屋さんで立ち食いをしたり、家の中を見せていただいたりと楽しい町歩きです。
九州と筑後地方の郷土料理も入れました。古い家屋を使った素敵なレストランもあります。楽しめる内容にしました。
(写真:広川町太原(たいばる)のイチョウ、丁度色づく時期だと思います。)  

(ツアーコーディネーター 相葉康之)